身近な人が亡くなったらまず何をすべきか?

親や配偶者など、身近な方が亡くなられた場合、まず何をすればよいかわからない、と戸惑っている方は少なくないと思います。もし、家族が亡くなったら、どのようなことをしなければならないのでしょうか。

まず、思い浮かぶのは、お住いの自治体の役所での手続きです。死亡届を提出することや国民健康保険・後期高齢者医療保険の保険証を返還することなどの手続きがあります。

次に、年金を受給していた方が亡くなった場合や、ご遺族が遺族年金をもらえる場合には、年金事務所での手続きもあります。亡くなった方やご遺族の状況によって、とるべき手続きが違いますので、まずは年金事務所に問い合わせることになります。

そのほかにも、亡くなった方がお勤めされていたか、生命保険に加入していたか、不動産を所有していたかどうか、などの事情により、必要な手続きが異なってきます。

何をしたらよいかわからない、優先順位がわからないという方は、まずは市役所での手続きからはじめてみるといいと思います。ちなみに、船橋市役所には、「おくやみコーナー」という窓口があり、予約制ですが、市役所で行うべき手続きをサポートしてくれます。

また、死亡届とともに提出する死亡診断書は、様々な場面で提出することになりますので、複数枚コピーをとっておくことをおすすめします。

これらの手続きを行った上で、亡くなった方に借金がありそうだ、財産の分け方で問題が生じそうだという場合には、弁護士相談してみてはどうでしょうか。

(弁護士 南 友美子)

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